いやあ~やっぱり、内館牧子はおもしろい‼
「終わった人」以来の、ちょっとご無沙汰していました、内館ワールド全開でした。
人生100年時代の新「終活」小説。
おもしろかった~~
年を取れば、誰だって退化する。
鈍くなる。
緩くなる。
くどくなる。
愚痴になる。
淋しがる。
同情をひきたがる。
ケチになる。
どうせ、「すぐ死ぬんだから」となる。
そのくせ、「好奇心が強くて生涯現役だ」と言いたがる。
身なりにかまわなくなる。
なのに「若い」と言われたがる。
孫自慢に、病気自慢に、元気自慢。
これが世の爺サン、婆サンの現実だ。
この現実を少しでも遠ざける気合と努力が、いい年の取り方につながる。
間違いない。
そう思っている私は、今年78才になった。
60代に入ったら、男も女も絶対に実年齢にみられてはならない。
(冒頭はこの文章で始まります)
主人公 ハナ78歳は、おしゃれに手は抜かない。銀座を歩いていればシニア向け雑誌から声をかけられて写真を掲載される程、若々しくおシャレだ。
ハナはある日実年齢より上に見られて、目が覚める。
「人は中身よりまず外見を磨かねば」と。
年をとったら「見た目ファースト」くすんだバアサンなんて大嫌い!
人生100年時代に生きている私達。年をとればとるほど、見た目に差が出る。
同年代とは思えぬほど、外見の若さ、美しさ,溌剌ぶりには差が出る。
外見を意識している男女程、活発に発言し、笑い、周囲に気を配る傾向があるという。
読みながら、クスクス笑いながらも、
最近、
ナチュラルに年相応に、あまり無理せず、楽に生きよう・・・なんて思い始めていた自分に、ちょっと鞭が入った気分です。
外見を磨く事は =決して、若作りとか、アンチエイジングではなく、
品格ある衰退。
がんばろー💦💦😍
お誕生日でした!めでたくもないが、健康で生きてるだけで有難いと思えるこの頃。
これからは、もうちょっと、外見を磨きたいとおもいま~す
^_^