乳がんで入院中のKちゃんのお見舞いに行った。
病室のドアを開けたら、若い時のKちゃんそっくりのお嬢さんが、足をさすっていた。
胸のしこりを自分で発見してから、手術と抗がん剤は、拒否して、自然治癒能力を信じて自宅療養を選んだのは、
彼女らしい。
健康な時から、食や住まい方、生き方全般にそういう選択をする人だったから、
最後まで、自分の考えを貫いたのは立派だ。
心やさしくて、お話のしかたがとても素敵な女性
「会いたい {%ハート1webry%}」と病床からメール。「すぐ行くよ」と 親しい友に連絡を取って行ったが、
容体の急変。
今月を越せるかどうか?・・・・・・に絶句。
若い時代を共に歩んだ友人のなかで、オトナになってますます深い話が出来る、
唯一の人だったKちゃんが、どうして、こんなに早くいなくなってしまおうとしているのか?
いい人と天才は長生きできないって、ほんとうなんだ。
凡庸な自分が長く生きることだけが恐ろしいと思う。