60歳からの人生(旅)ノート

猫とAppleと米国株が好き

ここが終の住処かもね 久田 恵:著 

タイトルと帯が気になったので、読んでみた。

私は、人間関係が面倒臭そうな『サ高住』より、

自宅で孤独死を選ぶワ!と思うタイプだけど・・

これ読んでみて、ちょっと印象が変わったかも??😂


簡単なあらすじ

70代シングルマザー、娘・息子を育て上げ、親の介護も終わり、これからは自分の事だけを考えて人生を送ろうと、都会から離れた『サ高住』に移住した。そこで起きる、おかしくて、せつない人生物語。

 

この施設は、栃木県那須に実在する。本の内容はフィクションとのことだが、かなり実話に近いんじゃないかなあ〜?と思った。久田恵さんご自身もフリーの編集者をされてたとのことだし、読み進むにつれて展開していくストーリーが、おもしろかった。

 

ここが終の住処かもね

感想

特に印象に残ったのは、風間さんとまどかさんが実は(60年前の恋人同士だった)

という結末。(ネタバレ💦💦)はあ〜〜そうだったの?!🤩


「私は、ただ待つだけの人」と言う品の良い銀髪マダムの姿が目に浮かぶ。
「いつか、帰ります」と言って外国に行ってしまい、戻らなかった80代の風間。。おそらくバリバリ仕事人生を送って来ただろう、これまた、素敵なロマンスぐれーを想像する


いやあ〜〜映画「めぐり逢えたら」のシニアバージョンか?😆
2人が再会する シーンは書かずに、終わってるから。うーん、続編を期待しちゃうなあ〜。

この本は恋愛Storyではありません。登場人物それぞれの人生物語。


 人生ってほんと、人それぞれ。 100人いれば100通りって、言い尽くされた陳腐な言い方だけど、ほんとよね。人間って。人生って、みんな違う。同じ人は居ないんだ。
泣いたり、笑ったり、苦しんだり、それぞれの人生を歩んできて、

偶然か?運命か?最後の終の住処に集まった。そんな物語です。

気になった方は、是非読んでみてください。