英国の老人の暮らしから学ぶ
最近、TVやネットを観るのも、疲れるというか飽きてきたというか、情報量が多すぎる割には、ほとんど大したものもなく、やはり、心が充実するのは
読書に勝るものはないのでは?と思うこのごろ。秋の連休は全国的にお天気が良くないようで、こんな時は読書に限る。
英国関連本で 大好きな作家 昨年永眠された料理研究家の大原照子(おおはらしょうこ)さん
「英国式スローライフのすすめ」 の感想です。
大原さんは、過去にも何冊も読んでいるし、お料理本も持っているが、この「英国式スローライフのすすめ」 は初めて読みました。
2004年、12年前に書かれた本だが、今こそ高齢社会に突き進む現代の日本女性には、おススメの一冊だと思いました。
私の一番の関心事である、老人女性の暮らしかたの実例集というヒントが満載です。
「日本より50年も先に老人国になってしまった英国の老人たちの暮らしは今になってみると大いに参考になり、しみじみ身につまされたりしています。どの人も倹約と質素を絵に描いたような人物で、教えられることがたくさんありました」 ~エピローグより抜粋
女性も男性も、いつかはおひとり様になって老人として暮らしていく日々、少しでも素敵に生きたい,
可愛いお婆ちゃんになりたい、誰もがそう願いながら、健康やお金の不安、長生きの不安をかかえながら生きているように思います。
とても印象的だったのは、かつて「ゆりかごから墓場まで」と言われた、大英帝国の福祉、何もかもタダという暮らしも、既に12年前にはあちこちにほころびが出ていたようで、英国は社会保障の行き届いた国だから、日本のように将来に不安など感じずに老人たちは優雅に生きていられるのでしょう。。。と思っていたのは、思い違いだったようです。
無料の老人ホームだって、順番待ちで入居は数年後という話しだそうで、現代の日本と同じ。
「隣の芝生は決して青くはない」ということですネ(苦笑)
先進国、いえ、途上国だって老後の安心はせっせとお金を貯めることになるのでしょうか?
私自身は介護施設など入らずに、100歳になっても、自分でできることは自分でしたいと思うし、自分の家で最後を全うしたいと思います。
その為に大切なこと5つを以下のようにまとめています。
1住まいをきちんとする
2大きいものは持たない
3上質な日用品を使う
4家にひきこまらない
5無駄使いしない